「マツコの知らない世界」が好き過ぎるので魅力を紹介する話
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マツコの知らない世界 -極めすぎた男たち 篇- [DVD]

筆者のHDDレコーダーの容量を占拠している番組と言えば、「マツコの知らない世界」である。

よくよく考えてみればTV局のゴールデンタイムである21時台の番組を色物タレントである“マツコ・デラックス”に司会進行を任せしてしまうなんて、TBSは何とも英断?冒険?をしたもんだ、なんてことをついつい考えてしまうのだが、そんな不安をものともせず、いまや局内でも視聴率が安定している人気番組の1つに成長しているのだ。当然、筆者も毎週楽しみに番組を視聴し録画している。

本日はそんな「マツコの知らない世界」の魅力について記事を書かせていただこう。

目次

TBSの大人気番組「マツコの知らない世界」とは!?

人気番組なので今更番組の説明は必要ないと思いますが、まだ「マツコの知らない世界」を知らない方のために簡単に番組の内容について説明させていただきます。説明といっても番組公式の引用ですが・・・。

マツコとゲストが1対1でサシトーク!
あらゆるジャンルのゲストが登場し、トークを繰り広げます。
ゲスト自ら得意ジャンルや、現在ハマっているものを企画として持ち込み、マツコにプレゼンしていくというスタイルの番組です。

ゲストごとに繰り広げられる独自の世界観と、自然体のマツコだからこそできる鋭いツッコミが見所です。

引用URL 番組紹介|TBSテレビ:マツコの知らない世界

番組の開始は2011年。当初は深夜番組の30分枠として放映されており、マニアックな題材を熱弁するゲストと、博学なマツコ・デラックスの少しばかり温度差のある絶妙なトークが評判となり、深夜番組愛好家の間で話題となった。

残念なことに2013年に番組は一旦終了となりましたが、地方局などで再放送され人気は再燃。翌年の2014年には、ゴールデンタイムである火曜20時54分に復活を果たしたのだ。今や視聴率は平均して12%台をキープ。TBSの中でも「マツコの知らない世界」は人気番組として定着したのである。

「マツコの知らない世界」の魅力は、やはり「ニッチ過ぎるテーマとゲスト」にある!!

#119 スペシャル「手羽からあげの世界」「スイーツバイキングの世界」「県境の世界」

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悪く言えば“マニア”良く言えば“探求者”。そんなゲストが提案するニッチなテーマの魅力を、マツコ・デラックスにプレゼンするのが今番組のテーマではあるのですが、プレゼンをするゲストの皆さんの大半が先程もお伝えしたように、ニッチなテーマに熱中している探求者ですので、当然、一般の視聴者の方では理解することが難しい視点の内容で番組は進んでいくのだ。

ゲストの中にはマニアックなテーマに人生を賭けすぎてしまい、番組コードギリギリのコミュニケーション能力しか持たない異端なゲストも存在しており、そんな出演者の大半が“素人”で構成されているのだ。え!この人、本当に社会に順応できてる!?なんて事も度々。なんだかんだ番組に支障のない方をピックアップしているとは思いますが・・・。

そんなイロモノ・ゲスト達のプレゼンに、博学な印象のマツコ・デラックスでさえ、「えぇぇぇぇ!!!知らなかった!!」なんて叫ぶやり取りが繰り広げられるのだ。

プレゼンの内容によっては、「知ってます〜」なんて返しをマツコさんにされてしまうゲストもいますが、番組の司会進行を任されてるだけあって、「でもホントにコレって素敵なのよね〜」なんて優しいなフォローで番組を進行していきます。さすがマツコ・デラックス!!見事なアメとムチ!!ですが、プレゼンテーターに食べる順序などを注意されると、マツコ・デラックスが「ハイハイ」みたいな塩対応をしてしまうのは、どうやらお約束のよう。食へのこだわりのぶつかり合いも見ものである。

個人的なオススメとしては、2000ヶ所以上の温泉を回ったという高田さん親子の登場する、日本の秘湯を紹介する回だ。父親と共に日本全国の秘湯を巡る娘・彩朱は、22歳という年齢にも関わらず「父親とお風呂に入ることに抵抗がない」という一般女性には考えられない感覚を持っていたため。マツコ・デラックスに奇異の目で見られてしまうという・・・。

以上のように、ニッチなテーマに対する探求された情報だけではなく、それらを専門的に取り扱う“変態”とも呼べるゲストとマツコ・デラックスのやり取りにも今番組の魅力が詰まっているのだ。

ゲストの中には番組出演がきっかけで人生が変わった人も・・・

文具に恋して。

「マツコの知らない世界」に出演したゲストの中には、番組出演がきっかけで人生が変わったなんて人も存在しています。そんな方の1人が文具ソムリエールとして活動されている菅未里さんです。同番組の「文房具の世界」という回に出演し、 菅さんの見事な文房具愛と絶妙なキャラクターが人気爆発!!SNSなどでも大きく話題となりました。

以上のように絶賛の嵐!!幼少期より文房具を愛し続けていた菅さんに世間は大注目したのである。その人気と知識から番組にも何度も呼ばれ知名度を高めいった。出演するたびに明るく垢抜けていく菅さんに、マツコ・デラックスが釘を指す場面もあったが、それもまた愛なのだろう。

最近では、ついに著書まで出版してしまった。ちなみに内容は番組で話題となった「闇手帳」などではなく、ちゃんと心温まる文具への愛をしたためた内容となっている。

「マツコの知らない世界」に出演したい!!なんて方々もいるのでは?

マツコの知らなすぎる世界【TBSオンデマンド】

SNSなどを眺めていると、番組のテーマとして扱われた内容やプレゼンテーターに対する反響は非常に高く、マニアックなジャンルが一躍話題になるなんて事も珍しくない。そのため明日の管さんを目指すべく、番組出演の機会を狙っている探求者も多いようだ。WEBなどで過去に番組主演を果たした方の経緯を見た感じは下記のような流れとのこと。

  1. プレゼンテーター候補に番組制作スタッフから連絡が入る
  2. 番組スタッフと打ち合わせ
  3. 番組出演

と、果てしなく普通の手順となっている。いや、普通過ぎるゆえイタズラなのでは?なんて感じてしまう程らしい。

当然、誰でも出演できるという訳ではなく、まず番組制作のテーマとして該当したプロフェッショナルでなければならないと考えられる。

ニッチだが需要のある、視聴者が興味を示しそうなジャンル選びが必要で、さらに同ジャンルの探求者達の中でも優れた知識や実績を持った者でなければならないのだろう。そりゃ全国放送されるので、生半可な知識では番組として成立しないため、ブログや自費出版、書籍への掲載経験などの何かしらの実績や他者からの評価が必要なはず。

そして絶対に外せないのが高いプレゼン能力である。視聴者を引きつけ、マツコ・デラックスやスタッフを納得させる絶妙なトーク力が必要になる。番組出演以前から公演を行っている方も多く、そのトーク力は過去に番組出演した方々を見れば明らかですよね。このように番組出演を果たすには「制作サイドが興味を示すようなテーマ」と「制作スタッフがテーマに沿った出演者を探した際に、目に留まる実績」、そして「番組を面白く出来るキャラクターとトーク力」が必要と考えられる。

なんとも難易度の高い出演条件・・・。しかしながら人生が大きく変わる切っ掛けにも繋がるため、出演を熱望する探求者も多いのだろう。

過去の出演者の中には下記URLの「TBSキャスティング」から講演依頼の申込みが可能だったりと、TBSの抜け目ない収益化施策もあったりするため。番組出演はやはり大きなチャンスなのだろう。

 まとめ 愛すべき番組「マツコの知らない世界」

簡単にではあるが、今番組の魅力を伝えさせていただいた。個人的にマツコ・デラックスが好きという感情もあるが、「マツコの知らない世界」という番組には、一般の方々からすれば無駄とも思えるマニアックなテーマに対し、自らの人生を捧げた出演者たちの生き様が込められているのである。もう膝を崩して番組を観られません。

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